うまい話には、裏がある。その2
(前回の記事の続きです。)
母との電話を切ってからすぐに、
私は、建設業と不動産業の会社社長をしているいとこに電話しました。
私 「あのね、今、母がうちの屋根の瓦の修理の見積りをしよるらしくて、
なんかトウとかムネとか言うっちゃけど、
わけわからんったい。
で、漆喰の塗り直しをせんと、
そのうち雨漏りしてきて、
いずれ屋根が全部落ちてくるって言われようみたいっちゃけど、
そんなことあると?」
いとこ 「ああ、棟(ムネ)ね。
その業者さんは、知り合いかなんか?」
私 「私もよく分からんっちゃけど、
なんか近所の人の知り合い?紹介?
近所の人がどうこう言いよった。」
いとこ 「知り合いの紹介とか、
そういうちゃんとしたルートなら、
そんなに心配せんでもいいやろうけど。
でもそうじゃなくて、
飛び込み営業とかで、
いきなり家を訪問してくる業者なら、
怪しいけん気をつけないかん。
弱みに付け込むような業者も多いけんねー」
私 「なんか私もいまいちよく分からんっちゃけど、
その業者さんいい人やけんって。
保険の手続きも全部してくれるけん、
もう頼むって言いよるんやけどさー。」
いとこ 「保険?
瓦修理せないかんようなことって、
なんかあった?」
私 「なんか、数日前の強風で、
屋根に裏の木が落ちてきて、
割れた瓦の破片が庭にあったとか言いよったけど・・・」
いとこ 「瓦が割れとうなら、
それは交換した方がいいけどね。
でも普通は、棟の漆喰まで修理することはないと思うけど。
まぁ、どういう状況かは、
現場見てみらんとわからんけん、
とりあえず、相見積り(あいみつもり)取りますって言うようにした方がいいけどね。
ちなみに、その業者の名前、何て言うと?
私 「業者の名前・・・?」
いとこ 「オレがおばちゃんと話して聞いてみるけん、
携帯の番号教えて!」
そうして、いとこのKくんに、直接母と話をしてもらうことにしました。
・・・また次回につづきます。